資金調達方法の種類「デット」と「エクイティ」の違い
会社が資金を調達する方法は多くありますが、大きく分類すると、次の2種類に分類することができます。 デット・ファイナンス :会社が、借入や社債の発行など、負債(デット)の方法で資金調達をする方法 エクイティ・ファイナンス :株式発行など、資本(エクイティ)の形で資金調達をする方法 「デット」、「エクイティ」それぞれのファイナンスには、メリットとデメリットがあり、自社の資金調達需要に合わせた方法で、資金調達を行うことが必要です。 また、中間的な方法として、「新株予約権付社債の発行」という方法もあります。 今回 ...
チームで起業準備をする際、会社化前に注意すべき法律上のポイント
ITサービスやアプリを開発する場合であっても、最初から法人化する場合ばかりではありません。仲間が集まって、チームで開発を進めるケースもあります。 法人化してビジネスをする場合と、個人間のチームで進める場合とでは、起業準備ときに、「会社の法人格を利用できるか?」、という点で、法律構成が大きく異なってきます。 特に今回解説する、成果物の知的財産権(著作権、特許権など)の問題や、後にトラブルの火種とならないような資本政策、契約関係を整備しておくことが重要となります。 会社化していればこれらの問題に気付き、配慮で ...
ベンチャーが起業直後に行ってはいけない資本政策の失敗とは?
ベンチャー企業が、起業直後に行ってしまいがちな失敗例は数多いですが、特に「資本政策」は、原則としてやり直しがきかないため、特に失敗してはいけないポイントです。 「資本政策」とは、簡単にいうと「誰に、どの程度の割合の株式を与えるか。」ということです。 スタートアップ時から使えるお金がたくさんあることは、余裕があって良いことですが、無計画に株式を発行している資金調達を繰り返していると、思わぬリスクがあります。 「資本政策」は、「法律上、絶対にこうしなければならない。」というルールがあるわけではなく、ベンチャー ...
創業株主間契約を締結すべき理由と、資本政策のポイント
複数人で起業するケースも少なくありません。仲間と一緒に大きな夢を追っていけるうちはよいですが、ずっと一緒に仲良くやっていける場合ばかりではありません。 共同で創業したベンチャー企業が締結しておくべき「創業株主間契約」を適切に作成しなければ、万が一創業者間でトラブルとなった場合に対処が困難です。 「今から起業するというのに、失敗した場合のことを考えなければならないのか。」と思うかもしれませんが、実際創業者間のトラブルに関する、次のようなトラブルは後を断ちません。 創業者間のトラブルの例 事業の方向性の違 ...